【山形県庄内町・國本さん】ほむすびインタビュー Vol.1

ほむすびインタビュー ブログ
【父の日ギフトに】
山形県庄内町のレアな夏酒をお届け!蔵元と一緒に飲み比べ&酒造見学ツアー
日 程:2021年6月20日(日)
時 間:17:00-18:30@オンライン
参加費:4,980円 

第一回目となる「ほむすびインタビュー」
今回は【蔵元と一緒に飲み比べ&酒造見学ツアー】で、当日の進行役を務めてくださる國本さんにお話を伺います。オンラインツアーに携わる思いや移住するに至ったきっかけなど・・庄内町や地域おこしがもっと身近に感じるかも!? 貴重なお話をありがとうございました!

【ツアー進行役】國本 美鈴(くにもと みすず)さん

庄内町地域おこし協力隊 観光PR担当。
埼玉県深谷市出身。米農家との結婚をきっかけに2年前に庄内町に移住し、現在は庄内町地域おこし協力隊の観光PR担当として働く。趣味は海外旅行で、これまで45カ国を訪問。

「つながり」と移住

ー 本日はよろしくお願いします!
お住まいだった東京から庄内へと移住するまで、きっかけ等あれば教えてください!

<strong>國本さん</strong>
國本さん

よろしくお願いします!端的に言うと結婚ですね・・
埼玉県出身で、東京の大学に通っていました。そのまま就職して7年、たまたま(!)東京に出張で来ていた主人との出会いが。

そこから2年間の遠距離恋愛に1年間の別居婚を経て、主人の地元の庄内へと移住した形です。

ー なんと三年越し!素敵です。
結婚をきっかけとされた移住ですが、そのタイミングで地域おこし協力隊にも入られてますよね。
結婚前から庄内には頻繁に訪れていたんですか?

<strong>國本さん</strong>
國本さん

移住前にも年に何度か訪問していました!
大体は主人が東京に来てくれましたが(笑)
庄内については、地域おこし協力隊の活動を通して学んだ部分が大きいです。

正直、結婚前は山形県のことをあまり知らず・・観光客のような気持ちでした。ただ「東北」として考えると
それよりも前からつながりがありました。

ー なるほど。結婚前のつながり、ですか。

國本さん
國本さん

震災ボランティアで岩手県の釜石市に行っていたんです。
東京から定期的に、週末夜行バスで往復していました(移動がつらかった・・)。

漁師さんのお手伝いをしたり、そのボランティア生活の中で漠然と「地域おこし」に興味を持ちました。

移住をすんなり決断できたのは、そんな背景があったからかもしれません。

ー 移住と同時に行動されたのも納得です・・!
「つながり」があったことはとても大きいですね。
ありがとうございます!

オンラインだけど、心が通うツアー

ー 國本さんはオンラインツアーの催行を元々されていたそうですね。
コロナ禍、特殊な環境だからこそ誕生したものだと思っています。
なぜこの取り組みを始めようと思ったのですか?

<strong>國本さん</strong>
國本さん

きっかけはやはりコロナですね。
観光関連のイベントが軒並み中止となり、できることを考えていました。
「体験型のふるさと納税」も新たに始めたばかりだったんですが・・

ー つながりが絶たれて、外出すらままならない状態でしたね・・

<strong>國本さん</strong>
國本さん

東京の友人たちが、自粛生活で疲れていくのを見ていました。
長引く自粛生活の中でも、おうちの中で旅行気分を味わうことはできないか?
食べ物がおいしい庄内だからこそ、実際にモノを送って体験してもらうオンラインツアーができるのではないかと。

庄内町の美味しいもので、心を豊かにしてもらえたらいいな。
そんな気持ちで始めました。

ー 味わいや香りなど、旅先ならではの醍醐味ですものね。
ツアーでこだわったのはやはり物品の送付ですか?

<strong>國本さん</strong>
國本さん

当初は「地元のプロフェッショナルとの交流」がテーマの一つでした。人となりがみえるようなツアーにしたいなと。

美味しかったで終わらず、会いたい・実際に行きたくなるって思ってもらえたらいいですよね。

「オンラインだけど、心が通う」そんなやり方にこだわっていました。

<strong>國本さん</strong>
國本さん

例えば私自身そうだったんですが、東北って震災まで行ったことがなくて。
最初計画停電してた時はみんな心配してたけど、日常に戻ったら気持ちも日常に戻っちゃった。それってすごく怖いことですよね。
なので、震災の三か月後に初めて被災地にいきました。


その時に感じたのは「顔の見える誰か」ができると、テレビで地震速報のテロップに映っただけでも気になってくる。「自分ごとに感じてもらう」ためには心配する相手の存在や景色が思い浮かぶなど、記憶に紐づけなきゃいけないなと。


オンラインツアーだと会えなかったとしても、あの人と話してて面白かった・美味しかったとして記憶に残れればと思います。
それが、ふと旅行先として思い浮かぶような町につながる。
「コロナが終わったころに行きたい町」になれたらいいなと思っています。

ー なんて素敵なお話なんですか・・!!
テレビだったりガイドブックだったり一方通行のつながりだと、なかなか「自分ごと」にはなりづらいですものね。

<strong>國本さん</strong>
國本さん

地方にとって、この状況はチャンスになりうると思っています。
今まではマスメディアの情報によって、ある種受動的に選ばれていた旅行先も、オンラインツアーをワンクッション挟むことで、「会いに行きたい人がいるから、行く」に変わるような。

どこか行きたいと思ったとき、「オンラインツアーでまず知る」となったら面白いですよね。
オンラインツアーの先にリアルツアーが待ってるような、そんな仕組みが作れたらと思います。

まとめ:インタビューを終えて。

漁師さんと飲んだり夜行バスで弾丸訪問したりと、社会人に成りたてのころからバイタリティに溢れていた國本さん。オンラインツアーを通じた地域おこしのお話など、聞いている私たちも熱くなってしまいました・・!
またこのコロナ禍をチャンスと捉え、精力的に取り組みを続ける姿には頭が上がりません。

当日のツアーではそんな國本さんに進行役を務めていただきながら、普段はめったに見ることのできない日本酒の酒蔵を訪問します。
乾杯でスタートし蔵元と飲み比べを楽しむ、「実際に行きたくなる」ツアーにご期待ください!

タイトルとURLをコピーしました